妊娠中 不足しがちな3つの栄養素
2021/11/10
妊娠中 不足しがちな3つの栄養素
妊娠中 不足しがちな3つの栄養素
葉酸・カルシウム・鉄分のお話です。
【葉酸】
葉酸は赤ちゃんの成長には欠かせない栄養成分で、
赤血球の生産を助けるビタミンで、たんぱく質の生合成を促進し、細胞の生産、再生を助ける重要なビタミンの一つです。
葉酸は成人女性では240μg/日、妊娠を希望する女性・妊婦さんは480μg/日が推進量とされています。
葉酸は光や熱に不安定な物質ですので、食事から身体に吸収される率にはばらつきがあり、
すべて食事から480μgの葉酸を摂取することは極めて難しいとされています。
サプリメントも併用して摂取すると摂取しやすいためお勧めします。
葉酸が多く含まれる食品は
ほうれん草、アスパラガス、いちご等です。
【カルシウム】
カルシウムは赤ちゃんの骨と歯を形成するために重要な栄養素となりますので、
普段から不足しがちな方は妊娠中は特に気を付けて摂取することが大切です。
成人女性のカルシウムの推進量は650mg/日がとされています。
ですが、平均摂取量が420㎎/日と言われており、一般的な摂取量は少し少ない傾向にあるようです。
カルシウムが多く含まれる食品は
牛乳、ヨーグルト、小松菜等です。
【鉄分】
妊娠中は赤ちゃんに栄養を送るために全身の血液量が1.5倍程度増えるため、普段問題ない女性でも貧血になりやすい傾向にあります。
高度な鉄欠乏性貧血では赤ちゃんが低体重になったりすることがあるので注意が必要です。
鉄分は成人女性で10.5g/日、妊娠初期では12.5g/日、妊娠中期、後期では20g/日の追加が推進量となります。
鉄分が多く含まれる食品は
ほうれん草、シジミ、干しひじき等です。
特に妊娠初期はつわりや
匂いに敏感になったりするため
普段食べれるものでも食べられない場合があります。
サプリの力で不足分を補うことも有効な手段ですので活用してみてください。
ただ、過剰摂取はよくありませんので
サプリの飲みすぎには気を付けて記載されている規定量を摂取することを心掛けて下さい。
妊娠中の食事・サプリ等の飲み方で困った場合は店頭薬剤師にご相談ください。
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