痛風ってなに?尿酸って何?
2022/03/18
痛風ってなに?尿酸って何?
痛風ってなに?尿酸って何?
痛風は足や膝などの関節に尿酸が析出し溜まり、関節の痛みや腫れ引き起こす病気です。
簡単に言うと尿酸とは「プリン体」という物質が体内で分解されてできた老廃物です。
通常、ヒトの細胞内で作られている尿酸の大部分は腎臓から尿を通じて体外に排泄されています。
これだけなら基本的には問題はないのですが、
困ったことに、「尿酸には水に溶けにくい」という性質があり、
食べ物から摂取したプリン体が多く血液中の尿酸が増えすぎると、
体液中に溶けきれなくなり、体のあちこちで尿酸が結晶化、尿酸塩結晶が析出して体にとって良くない事をおこします。
痛風予防するには
まず、食生活 細胞の数が多い食品やアルコールに注意すること。
プリン体は体内の中で尿酸へと変化します。
プリン体を多く含む食品を摂取することで、尿酸値が上がってしまいます。
よく聞くのが「ビール」はプリン体が多い。
ビールはプリン体含有量が多いといわれますが、実はアルコール自体に尿酸値をあげる働きがあり、
ビールだけでなく、焼酎や日本酒を飲むことでも尿酸値は上がります。
1日のお酒の適量は、ビールの場合は1日500ml、日本酒の場合は1合程度といわれています。
また、プリン体は肉や魚の内臓、魚卵なども多く含まれているといわれていますので、これらの食べ過ぎには注意が必要です。
これだけだと、どの食べ物にプリン体が多く含まれるか分からないですよね?
プリン体を多く含む食品を簡単に見分けることができる、ある方法があります。
それは「細胞の数」に注目することです。
例えば、にわとりの卵1つに含まれるプリン体量はほとんどありません。
プリン体は、細胞の核の中に入っているので、細胞の数が多い食べ物ほどプリン体が多いと言えます。
ですから、肉や魚の内臓、レバー、白子、たらこといった粒が小さい魚卵は
小さな細胞がぎっしりと詰まっており、プリン体の量は非常に多いと言えます。
こうした食べ物は食べ過ぎないように注意が必要です。
また、尿をアルカリ性にすることも大切です。
尿酸は尿に多く排せつされますので、尿をアルカリ性にすることで尿路鉱石等を防止することができます。
尿をアルカリ性にするためには、野菜、海藻類、乳製品などを多く取る必要があります。
しかし、肥満の解消や尿のアルカリ性化することは大切ですが、
それだけを意識してしまうと栄養バランスが偏ってしまいます。
1日3食のバランスのよい食生活を行うことも心がけましょう。
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